A110S タイヤ交換 その2 ― 2021/09/05 01:16
タイヤは注文した時に在庫が無く入荷待ちでした。
3週間ほどでショップに入荷して自宅まで配送されてきました。(8/7到着)
新品のタイヤ溝測定、5.8mmです。
M5のカップタイヤは6.0mmでしたので、
新しいシリーズ(CUP2 CONNECT)は溝が浅くなってます。
新品の純正タイヤは大抵9~10mmが普通ですので、
カップタイヤは純正タイヤの6分山で新品なんです。
もちろん重量も量りました。
まずはリアタイヤ、純正と同サイズの245/40R18.
ロードインデックスは97Yで純正と同一。
10.3Kgでした。ホイールより重いですね。
ホイールに組み付けると10.3+9.2=19.5Kgとなります。
続いてフロントタイヤ。
純正と同サイズの215/40R18。
ロードインデックスは89Yでやはり純正と同一です。
8.7Kg、リアと比べるとずいぶん軽いです。
ホイールに組み付けると8.7+8.9=17.6Kgとなります。
いずれのタイヤもロードインデックスは純正と同一ですので、
空気圧は純正と同一から始めますが、
発熱量は純正と違うと思いますのでしばらくは試行錯誤ですね。
いつものように出張嵌換えをお願いしました。
カップタイヤにはサイドウォールプロテクターはありません。
軽量化と冷却を即すためにサイドウォールはかなり薄そうで、
縁石やキャッツアイに接触するとバーストの危険が多いタイヤです。
製造年月か2021年10週と判ります。
今まで履いたタイヤの中でもとびきり新しいタイヤです。
嵌替えてくれたM氏もこのように新しいタイヤは初めてと言ってました。
ゴム表面はざらっとして手に吸い付く感じ。
未使用でもそんな感じですので一皮剥くと鮫肌になるのかな。
まぁ、別名消しゴムタイヤですので寿命は短そうです。
純正リアタイヤは減ってましたのでホイールから外してそのまま廃棄となり、
もう少し先にまた純正タイヤを注文して冬用とします。
純正フロントタイヤの残り溝は5mm弱、
雨の日さえ気をつければ何とかもう少し使えそうですね。
A110S タイヤ交換 その3 ― 2021/09/13 01:39
新品から100Km程度は皮剥きと慣らしです。
走り始めた印象は純正よりも確実にコツコツ感が増えました。
サイドウォールの変形がかなり少なくなった感じです。
速度は出せませんので70~80Km/hまでですが、
かなりクイック感も増した感じですね。
街乗りでの違いはハンドルレスポンスが良くなったのは判ります。
路面の悪いところでは乗り心地も悪化してます。
路面状況はよくつかめますがその分上下動も増えますし、
街乗りはプラスの要素は少なく感じます。
ノイズは思っていたほど大きくなく、
純正との差は少なく感じました。
もともと静かな車ではありませんしね。
さて、じっと我慢慣らしの100Kmを過ぎていつもの奥矢作に向かいます。
慣れてきたのかコツコツ感は気にならなくなりました。
高速道路でも直進性に問題はありません。
が、純正よりレスポンスは上がってますので散漫なな動作は厳禁。
ゆったりと流すことも出来ますが、
ハンドルに変化を与えると即座に反応し頬が緩みますw
ワインディングに入って感じるのはやはりクイック感が増したこと。
ほんのわずかなハンドル操作でも即座に横Gを感じます。
流す程度ではタイヤの温度はあまり上がりませんが、
タイヤの内圧は+0.2ほど上がってます。
次第にいつものペース(横Gが1G程度)に上げてみます。
ダイレクト感は格段に増えましたし、
リニアに車が反応して曲がっていってくれます。
面白いのはサスペンションのロールが早くなったこと。
今まではあまりロールを感じなかったタイトコーナーで、
ほんの少しロールが増えたのを感じます。
グリップが増えた分サスペンションの仕事が増えた感じです。
タイヤの温度はフロントがMAXで50度、
リアが52度まで表示されてました。
午前中の路面温度が上がっておらず、
それでも純正よりも4~5度高い感じです。
流して走るとすぐさまタイヤ温度は下がります。
5度前後はすぐに下がりますし、
ゆっくり走ると40度切ることもありました。
やはり最低でも45度くらいないと、
グリップ感が著しく増えた感は無いかもしれません。
熱が入らないと性能が上がらないのはカップタイヤの宿命です。
高速道路ではタイヤ温度はあまり上がりません。
ノーマルとほぼ同じ程度です。
ですから高速道路でも極端に性能が上がらないタイヤだと思います。
周囲に車の居ない状況で左右に素早くハンドルを切っててみたら、
・・・病み付きになりますね。あの操作感は。
思わず声を上げて笑ってしまいました。
この時期所々栗が落ちてる路面でも、
結構シビアに避けられます(笑)
減速力は上がりました。
今までよりもノーズが下がるのが感じられますし、
今までが素直に減速するとすれば、
力で減速するそぶりを感じさせます。
減速荷重移動からのハンドリングは1ランク上がりました。
流す程度の速度域では明確な違いは感じにくく、
路面インフォメーションが多いくらいしか感じられないかもしれません。
温度が性能差を明確にする、と言うことかな。
ノーマルで感じたリアのグリップが薄くなる感じや、
フロントが早めにグリップ失い出すような感覚はありません。
内圧はフロント、リア共+0.3上がりました。
グリップを求めるならイニシャルを0.1から0.15落とした辺りが、
このカップタイヤで峠道を走るのがいいかもしれません。
サーキットでは周回を重ねてベストな内圧を探すことが必須です。
公道とサーキットは全く違う負荷ですから、
乗る人によって前後バランスも違うでしょうし。
サスペンションはカップタイヤでも十分なキャパシティがあり、
公道では純正のままでも問題なく楽しめます。
そうそう、路面の小石を巻き上げ、
ホイールハウス内に当たる音は盛大に聞こえます。
以前M3でも経験しましたがカップタイヤは小石を拾いやすいので、
フロントフードやフロントガラスにまで飛んでくることがあり、
間違いなく小傷は増えるでしょうね。
純正タイヤでは殆ど気にならない程度でしたが、
道路幅一杯使って走る際には気になる音かもしれません。
一般道で普通に走る分にはメリットの少ないタイヤですが、
熱を入れるとそれ相応の性能は出してくれます。
また、逆に路面温度が低くタイヤ温度が上がらないと
間違いなくノーマルタイヤより性能は劣りますので
気温が20度切ったらノーマルタイヤに変えた方が良さそうです。
帰ってきてタイヤの表面を触ると・・・、鮫肌でした。
寿命は純正タイヤの半分くらいなのかな。
E60 M5 久々の遠出 ― 2021/09/24 23:50
A110Sが来てからM5の出番が少なくなりました。
ブレーキもオーバーホール済み。
カップタイヤも宝の持ち腐れ状態。
唯一の不安はホイールスペーサーを入れたフロントのボルトが緩むこと。
まあ、時折トルクレンチで増し締めして凌げばいいのですが、
走ってる時に気になるのも興ざめですから。
一念発起してA110Sと同じコースへ引っ張り出しました。
出発前の空気圧とホイール温度です。
メーター周りが埃だらけなのはご勘弁を。
途中で2回ほどトルクレンチで確認しましたが、
幸い殆ど緩みはありませんでした。
タイヤとブレーキは暖まるのが遅く、
ペースを上げて数キロ走らないとグリップも減速も芳しくありません。
が、一旦暖まるとこの巨体でもすばやくコーナーリング出来る車に変貌しました。
フル制動時にはA110Sより迫力のあるタイヤノイズと共に素早く減速、
コーナーでは265と295のカップタイヤが踏ん張ります。
ショックアブソーバーだけはBILSTEINで強化済み。
ノーマルスプリングの限界に合わせてありますので、
巨体に似合わず小さなコーナーでもよく踏ん張り、
回頭性も巨体に似合わず惚れ惚れします。
もちろん消しゴムタイヤの威力は絶大です。
こちらもA110S同様の圧力変化と温度上昇でした。
が、スタートが標準より低めの設定値でしたので空気圧としてはベストかも。
改めてM5のポテンシャルを再認識しました。
でも、2速で8000rpm迄回すと既にヤバい速度領域です。
ほぼ1速、2速で走り回るとタイヤにも燃料タンクにも良くありません。
サーキットとは違いゴム拾うわかわりに小石を拾いますし、
勢いよくタイヤも燃料も減っていきますね。
A110Sが往復で11Km/Lに対してM5は5.2Km/Lでした。
倍以上燃料をまき散らします(笑)
でも音はA110Sに負けない怪音発しますね。
V10の音は低回転から高回転まで聞き飽きないです。
時々こういうつづら折れに引っ張り出しても面白いM5です。
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