A110S エンジンルーム2021/02/12 00:15

エンジンにアクセスするには少し手間の掛かる車です。
リアのゲートをアップするのですがワンタッチではありません。

トランクリッドを開け、固定ネジ3箇所を手探りで外します。
これでガラスフードが開けられるようになります。





次に化粧カバー(整流・断熱兼用)、8箇所の固定ネジを緩めます。
これでようやく化粧カバーが外れ、エンジンルームが見渡せます。




某高級車と違いコストダウンと軽量化のため余分なものは付いていません。
エンジンへのアクセスは取りあえずは普通でしょうか。
目立つのはターボチャージャー冷却用のファン。




ターボチャージャーの直近にあり直接外気で冷やす構造です。
走行中も作動しますが、エンジンを止めてキーを抜いても回り続けます。
長いと10分くらい回ってます。
ラジエターは車の前部にありますので完全にターボ冷却用です。

ですからガラスフードの下部にあるスリットは吸込用で、
スリットから熱風が出ることはありません。




ターボ周りは既に黄金色、元の色がどのようだったか覚えてません。
高性能を誇示するようなギミックは皆無、
水冷インタークーラーも無愛想なデザイン。
インテーク系のホースが赤いだけで、
観られることあまり考えられてないようです。

アルミのバーが1本見えますが化粧カバーの固定用で、
強度も無くサッシ屋さんのゴミ箱に捨ててある端材みたいです(笑)




フェラーリやランボルギーニと違って目で楽しむ要素はないですね。
お金掛かってないことははっきり判ります(笑)




アイドルストップも付いているエンジンですが、
この焼け具合見ると常にオフにした方が正解かもしれません。
左下に見えるアルミの遮熱板はトランクルームへの断熱用ですが、
走行直後に手で触れても殆ど熱は持っていませんでした。
冷却ファンが相当量の風量を送ってますし、
夏・冬常にファンの作動音が聞こえますが、
強弱があるようにも感じません。


ある意味見かけも含めて余分なもを付けず、
ただひたすら軽量化目指したみたいです。
聞くところによるとカーボンパーツが少ないのも高価になるのを防ぐためで、
高価になり数キロ減量は設計者の意図には無いらしいとの事です。
そういう車が望みならマクラーレン買うのが妥当かと(笑)

言い換えればコストパフォーマンスは素晴らしい車です。
内装も装備もほぼ最小限。
アイドリングストップもこのご時世でイヤイヤ付けたみたいですし。