E60M5 クラッチ交換 その12022/09/30 22:06

E60M5、走行距離は105000Kmを超えましたがクラッチ交換はしていません。

以前も書きましたがM5のクラッチは下手クソに扱えば3~4万㎞でダメになります。
上手く使えたようで10万㎞持ちました。

ただ、トランスミッション外さねばクラッチの減りが判らないのが玉に瑕。
5年くらい前にオークションでクラッチASSYの新品見つけ、定価の半額くらいで入手。
いつダメになるか、いつ交換しようかと走る間に今現在まで持った次第。

今年3月に車検を受けてからハードに走ることが無く、
先々月に峠へ持ち込んだらブレーキが暖まってからペダルタッチが・・・。
10年以上で初めてくらいのスポンジーなストロークを経験して走行中断。
ブレーキが冷えるのを待ってゆっくり帰ってきました。

車検でブレーキラインにエアが混入したようで、
フルード温度が下がれば気づかないようなレベル。
ディーラーへ持込みエア抜きを依頼して事なきを得ました。

ディーラーでは「ほんのちょっとエアが出ました」
とのことでしたが、街中をトロトロ走るくらいなら問題ありませんが、
2t近いボディを下り坂でフルブレーキングは、
ほんのちょっとのエアが命取りになることも。

エアも抜いて準備完了。
さてもう一度峠道へ、と考えたとき頭をよぎったのは。
「ブレーキは運良く早めに気がつき事なきを得たモノの、
未交換のクラッチが峠道で逝ってしまったら・・・。」

待避所しかすれ違えない狭い場所や、
10%を超える勾配の坂道もあります。
クラッチが逝くとキャリヤカーしかないE60M5のことを考えたら・・・。


「早くクラッチを交換しよう」


と、ショップ(ディーラーではない)で打合せ。
もちろん7番シリンダー失火の件も含めての打合せです。
失火は多分7番のダイレクトイグニッション不良で、
運が悪いと7番イグナイター(燃料噴射器)かも、
と脅しを掛けられました。
まあ、ショップだとディラートとは違い10本まとめての修理は避けられそうですので、
部品代は1/10で済みそうです。




保管してあった新品の乾式のツインクラッチアッセンブリー。




クラッチディスクの外径は235ミリ、厚みは6.7㎜。
あ、ノギスの挟む位置が悪く見えますが(先端でつまんでない)、
右手にノギスを持つと左手でデジカメ持ってシャッター押さねばならず、
シャッター押そうと左手に意識が行くと、
右手のノギス保持が甘くなりました(笑)


507馬力の接続はこの2枚で繋がるんです。

A110S カップタイヤ1年2022/09/25 01:35

去年の8月カップタイヤを新調、夏タイヤとして4000Kmほど走行しました。

殆どが奥矢作の往復です。

現在のリアタイヤがやや減り気味。

左リアタイヤ


残り溝






右リアタイヤ


残り溝




純正に比べれば寿命は半分ですね。
あと1000Kmは無理の様子。

ウェット路面は全開にするのはヤバいです。
もちろん高速道路はドライで無いと走りたく有りません。

ちなみに左フロントは




右フロント




両フロントはもう少し持ちそうです。

純正もカップタイヤもリアはフロントの倍減ります。
A110Sの特徴なんでしょうね

来シーズン始めにリアのカップタイヤは交換予定とします。

E60M5 :警告灯点灯2022/09/11 18:05

先日走行中にエンジン警告灯が点灯!



黄色の警告灯で以前アイドルコントロールデバイスが不調の時のように回転数を抑制されました。
ただ、以前とは違いレスポンスは普通に反応します。
以前は軽自動車に負ける加速しか出来ませんでしたが、
今回は回転数を上げなければ普通に流れをリード出来ます。
アイドリングは高めで1000rpmで安定しています。



インフォメーションは最上段の表示。
下二段はずっと表示されてる問題の無い表示です。


アイドリング時には今まで感じたことの無い微振動を感じる時も有ります。
ディーラーへ持込みダイアグの点検をして貰うと、

「7番シリンダー着火不良」

ダイレクトイグニッションかインジェクター不良の疑いとのことでした。
7番のダイレクトイグニッションを外して確認しようとしたのですが、
固着していて無理すると壊れそうとのこと。

どちらが不調が絞り込めず、また、いずれの部品も在庫が無く即日修理は無理とのことで、

「いずれにせよディーラーとしては不良部品のみで無く、残りも同様の症状が出る事が予想されるので、全数(10組)の取替をお勧めします。」

まあ、ディーラーさんはそうでしょうね・・。
ダイレクトイグニッションならば全部で20万コース。
インジェクターなら倍以上のコースです。
こういう時、デーラーで10気筒は高く付きます。

足回りの交換をいつも依頼するショップで、故障箇所のみ直すことになりそうです。


デーラー曰く、
「4気筒とか6気筒だと振動が酷くて運転できませんが、
10気筒だと少し振動が出る程度で、ほぼ普通に走れます。」

確かに唯一10気筒の恩恵なのですかね・・・。

A110S 季節到来2022/05/29 17:44

5月初めにM5共々カップタイヤに交換。
本日の最高気温は30度を超える予報で、路面温度も期待できます。
スタート前、冷間時のエア圧を前後とも1.9barに調整。

指定空気圧は2.0barですが、
グリップ求めるときは少し下げ気味でOK。
発熱して空気圧が上がりすぎると跳ねやすくなりグリップ低下の元にもなりかねません。



去年装着してからの経験値で言えば、
流す程度の走り方では気温プラス10度位までしかタイヤ温度は上がりませんでした。
多少ホットに攻めれば多少上がりますが、
タイヤの放熱もいいため流せば数分でタイヤ温度は下がります。

取りあえず登りで走った後の空気圧と温度は下記の通り。




時間は11時前後、気温は25度、路面温度は上がりきってませんが、
チラ見して走った限りはこのくらいの表示が何度か見られました。
大抵昼には帰ってくるので気温のピーク時にはもっと上がるでしょう。




タイヤ表面はもちろん鮫肌、もちろん溶けるには足らない温度ですが、
グリップと俊敏性は美味しい状態です。




路肩に寄せると写真の通り砂がいっぱいタイヤに付きますし、
小石はいっぱい跳ね上げる状態でした。

A110Sと紅葉2021/11/17 23:22

いつも走るばかりで写真は少ないのですが、
路面温度が下がりノーマルタイヤに戻していつもの峠道で少しばかり記念撮影。

同じようなアングルばかりになってしまいました。
アングル変えたものもありますが、
色々映り込みが多くていい絵がありませんでした。










ちなみに3枚とも修正が入ってます。
特に電線はデジカメのモニターでは見えないので映り込みが多いですね。



E60M5 カップタイヤからノーマルへ2021/11/16 02:07

今年は二度ほどM5を峠道に連れ出しました。
カップタイヤを装着して4年、旬は過ぎてますね。
カップタイヤは気温の上がる季節しか装着しませんので、
走行距離はかなり少ないです。
殆どが街中と高速で、フルブレーキングなどは1シーズンで数回止まり。

4シーズン、累計6000Kmの走行で残り溝を計測しました。
リアタイヤから。


熱を入れるまで殆ど使用していないためまだ4.4㎜溝があります。
内側・外側とも減りはほぼ同じ。
エア圧は2.4~2.6(コールド時)に調整です。

フロントは



こちらは5.1㎜の残り溝。
思った以上に減っていません。
まだ少しの雨なら大丈夫な残り溝です。
エア圧は2.2~2.4(コールド時)

新品で6.0㎜弱ですから、いかに大人しく走っているかw

まあ、旬を過ぎてコンパウンドが劣化してきてますから、
来年数回峠道へ引っ張り出せばお終いになるでしょうね。

もちろん取り外した後は異物チェックと水洗い、
そしてエア圧を1.5程度まで減圧して保存します。



A110S 10000Km2021/10/24 23:57

2020年6月末に納車されて1年と4ヶ月余り。

ようやく10000Kmを走りました。



街乗り10%、ドライブ90%位の比率でしょうか。
総括するほどでは無いですが簡単にまとめると、

市街地燃費は約6.0Km/L
ドライブ燃費は約11.0Km/L
いずれもほぼトラックモードです。

タイヤは9000Kmでリアは要交換レベル、フロントは5分山。
エンジンオイル交換は1000Km、4000Km、8000Km。
ミッションオイル交換は1000Kmのみ。

燃料ポンプにリコールがあった以外は点検整備のみ。
冷却水温度と共に油温もある程度上下しますが、
油温は冷却水ほど顕著には上下しません。
高い温度のまま維持してるのはEDCオイルの温度。




この温度は高値安定というか、いつも高いままです。
心配なほどは上がりませんが低くなることもないです。
定期的な取替は必須ですね。

市街地や低回転走行では上記の状況が普通ですが、
峠道の上り坂をぶん回して登った後は下記の通り。



2分も低回転走行すればまた高値に戻ります。
兎に角回せ、回せという冷却系みたいです。

A110S タイヤ交換後2021/10/11 08:28

カップタイヤで1000Kmほど走りました。

車重が軽い分発熱しないような気がします。
要は「秋口は早めにタイヤ交換しないとグリップしない」

と言うことでしょうか。

横Gと減速Gは純正に比べて1割程度増加しました。



まあ、公道で試せるのはこの辺りにしておかないと不味いでしょうかね。

安全運転、心がけましょうw


E60 M5 久々の遠出2021/09/24 23:50

A110Sが来てからM5の出番が少なくなりました。
ブレーキもオーバーホール済み。
カップタイヤも宝の持ち腐れ状態。
唯一の不安はホイールスペーサーを入れたフロントのボルトが緩むこと。

まあ、時折トルクレンチで増し締めして凌げばいいのですが、
走ってる時に気になるのも興ざめですから。
一念発起してA110Sと同じコースへ引っ張り出しました。



出発前の空気圧とホイール温度です。
メーター周りが埃だらけなのはご勘弁を。



途中で2回ほどトルクレンチで確認しましたが、
幸い殆ど緩みはありませんでした。
タイヤとブレーキは暖まるのが遅く、
ペースを上げて数キロ走らないとグリップも減速も芳しくありません。
が、一旦暖まるとこの巨体でもすばやくコーナーリング出来る車に変貌しました。

フル制動時にはA110Sより迫力のあるタイヤノイズと共に素早く減速、
コーナーでは265と295のカップタイヤが踏ん張ります。
ショックアブソーバーだけはBILSTEINで強化済み。
ノーマルスプリングの限界に合わせてありますので、
巨体に似合わず小さなコーナーでもよく踏ん張り、
回頭性も巨体に似合わず惚れ惚れします。
もちろん消しゴムタイヤの威力は絶大です。



こちらもA110S同様の圧力変化と温度上昇でした。
が、スタートが標準より低めの設定値でしたので空気圧としてはベストかも。
改めてM5のポテンシャルを再認識しました。

でも、2速で8000rpm迄回すと既にヤバい速度領域です。
ほぼ1速、2速で走り回るとタイヤにも燃料タンクにも良くありません。



サーキットとは違いゴム拾うわかわりに小石を拾いますし、
勢いよくタイヤも燃料も減っていきますね。
A110Sが往復で11Km/Lに対してM5は5.2Km/Lでした。
倍以上燃料をまき散らします(笑)

でも音はA110Sに負けない怪音発しますね。
V10の音は低回転から高回転まで聞き飽きないです。
時々こういうつづら折れに引っ張り出しても面白いM5です。


A110S タイヤ交換 その32021/09/13 01:39

新品から100Km程度は皮剥きと慣らしです。

走り始めた印象は純正よりも確実にコツコツ感が増えました。
サイドウォールの変形がかなり少なくなった感じです。
速度は出せませんので70~80Km/hまでですが、
かなりクイック感も増した感じですね。

街乗りでの違いはハンドルレスポンスが良くなったのは判ります。
路面の悪いところでは乗り心地も悪化してます。
路面状況はよくつかめますがその分上下動も増えますし、
街乗りはプラスの要素は少なく感じます。

ノイズは思っていたほど大きくなく、
純正との差は少なく感じました。
もともと静かな車ではありませんしね。




さて、じっと我慢慣らしの100Kmを過ぎていつもの奥矢作に向かいます。
慣れてきたのかコツコツ感は気にならなくなりました。
高速道路でも直進性に問題はありません。
が、純正よりレスポンスは上がってますので散漫なな動作は厳禁。
ゆったりと流すことも出来ますが、
ハンドルに変化を与えると即座に反応し頬が緩みますw

ワインディングに入って感じるのはやはりクイック感が増したこと。
ほんのわずかなハンドル操作でも即座に横Gを感じます。
流す程度ではタイヤの温度はあまり上がりませんが、
タイヤの内圧は+0.2ほど上がってます。

次第にいつものペース(横Gが1G程度)に上げてみます。
ダイレクト感は格段に増えましたし、
リニアに車が反応して曲がっていってくれます。

面白いのはサスペンションのロールが早くなったこと。
今まではあまりロールを感じなかったタイトコーナーで、
ほんの少しロールが増えたのを感じます。
グリップが増えた分サスペンションの仕事が増えた感じです。

タイヤの温度はフロントがMAXで50度、
リアが52度まで表示されてました。
午前中の路面温度が上がっておらず、
それでも純正よりも4~5度高い感じです。





流して走るとすぐさまタイヤ温度は下がります。
5度前後はすぐに下がりますし、
ゆっくり走ると40度切ることもありました。
やはり最低でも45度くらいないと、
グリップ感が著しく増えた感は無いかもしれません。
熱が入らないと性能が上がらないのはカップタイヤの宿命です。

高速道路ではタイヤ温度はあまり上がりません。
ノーマルとほぼ同じ程度です。
ですから高速道路でも極端に性能が上がらないタイヤだと思います。

周囲に車の居ない状況で左右に素早くハンドルを切っててみたら、
・・・病み付きになりますね。あの操作感は。
思わず声を上げて笑ってしまいました。
この時期所々栗が落ちてる路面でも、
結構シビアに避けられます(笑)


減速力は上がりました。
今までよりもノーズが下がるのが感じられますし、
今までが素直に減速するとすれば、
力で減速するそぶりを感じさせます。
減速荷重移動からのハンドリングは1ランク上がりました。

流す程度の速度域では明確な違いは感じにくく、
路面インフォメーションが多いくらいしか感じられないかもしれません。
温度が性能差を明確にする、と言うことかな。

ノーマルで感じたリアのグリップが薄くなる感じや、
フロントが早めにグリップ失い出すような感覚はありません。
内圧はフロント、リア共+0.3上がりました。
グリップを求めるならイニシャルを0.1から0.15落とした辺りが、
このカップタイヤで峠道を走るのがいいかもしれません。

サーキットでは周回を重ねてベストな内圧を探すことが必須です。
公道とサーキットは全く違う負荷ですから、
乗る人によって前後バランスも違うでしょうし。




サスペンションはカップタイヤでも十分なキャパシティがあり、
公道では純正のままでも問題なく楽しめます。
そうそう、路面の小石を巻き上げ、
ホイールハウス内に当たる音は盛大に聞こえます。
以前M3でも経験しましたがカップタイヤは小石を拾いやすいので、
フロントフードやフロントガラスにまで飛んでくることがあり、
間違いなく小傷は増えるでしょうね。
純正タイヤでは殆ど気にならない程度でしたが、
道路幅一杯使って走る際には気になる音かもしれません。

一般道で普通に走る分にはメリットの少ないタイヤですが、
熱を入れるとそれ相応の性能は出してくれます。
また、逆に路面温度が低くタイヤ温度が上がらないと
間違いなくノーマルタイヤより性能は劣りますので
気温が20度切ったらノーマルタイヤに変えた方が良さそうです。



帰ってきてタイヤの表面を触ると・・・、鮫肌でした。
寿命は純正タイヤの半分くらいなのかな。