走行中のバッテリー上がり2013/08/17 22:46

AT車が増え、エコでエンジンの回転を押さえると、バッテリーへの充電が十分に行われなくなります。
渋滞でクリープ現象利用していれば、殆ど充電はされないので走行中でもバッテリー上がりが起こるんですね。
メーター


以前乗っていたCELICAに電流計付けていたのですが、電動ファンが全開で回ると30Aくらい平気で消費します。

CELICA GT-FOUR


この消費電流をエンジンに付いたオルタネータ(発電機)はアイドリングでは賄いきれません。
1500rpmくらいエンジンの回転を上げてようやくトントン、エアコンが入っていればマグネットスイッチの消費電流も必要で、1800rpm位まで回さないと足りない分をどんどんバッテリーから消費しました。
競技用で100A発電のオルタネーターでもアイドリングでは足りません。

今のオルタネーターはある程度低回転でも昔よりは発電しますが、アイドリングではあまり変わりないでしょう。
発電させる設計も出来ますが、アイドリングで燃料消費が多くなり宣伝する燃費に影響しますから、メーカーはそのような発電機は載せないでしょう。
少し回して発電すればなんとかなるので、その辺りは今後も変わらないでしょうね。
昔の車には電流計の付いた車もありましたが今は皆無です。
理由は「アイドリングでマイナスを指す。故障だ。」と文句を言う人が有ったかららしいです。
アイドリングでマイナス指すのは当たり前、と言う知識がないと故障と勘違いするのと、車での消費電力が増えてメーカーは電流計を付けなくなりました。
要は知識が無くても操作ができる便利な乗り物、という「売る側」の都合で無くなった計器です。
バッテリー上がりは充電系が不良でない限り保証の対象外ですしね。

電圧計も同じ運命でした。
アイドリングで12ボルト以下を指すと「故障だ。」という声をユーザーが上げるとメーカーは無くしました。
AT車でバッテリーに負荷を掛けないコツはECOに拘りすぎないことですね。
ある程度エンジン回さないとバッテリーは1~2年でご臨終です。
あ、ハイブリッドは別、5~6年持ちますが、取替の際は数十万の出費はハイブリッドの宿命でしょう。

ハイブリッド以外ならうまく充電がされていれば3~4年は持ちますよ。
MT車は回さず乗ることが難しいのでバッテリー上がりは起こしにくいです。
AT車でもオーバードライブを低速で解除したり、低速では2速、3速ホールドすればエンジンの回転が上がりバッテリーへの負担も半減します。
ただ今時のAT車は多段構成で燃費重視ですので、バッテリーに優しい運転は難しいでしょうか。
やはりMTが一番、私はMTが好きです。