4344がバック・トゥ・ザ・フューチャー ― 2019/08/03 09:47
長岡の花火、生中継中にJBL4344のウレタンエッジが逝きました。
2008年にも経年劣化でウレタンエッジに穴が空き修理をしましたので、
ほぼ11年持った計算になりますね。
このウレタンエッジは4344の弱点の一つで、
空気中の水分がウレタンと反応し劣化を促進すると言われています。
使っても使わなくても劣化するモノなんですね。
そろそろメンテナンスをと考えていましたが、
生中継の花火を大音量で再生中に逝ってしまいました。
今はバイアンプで低域用にAccuphaseP-800を、
高域用にAccuphaseP370を使用しています。
再生時の出力は低域側が200Wから250W程度、
高域側でほぼMAXの75W程度出てました。
(もちろん片チャンネルあたり、両方では倍ですね)
昨年も同じ生中継を再生してましたが問題ありませんでした。
が、今年は耐えられずエッジが逝きました。
再生中にノイズが入り、ふと見るとエッジに穴が・・・。
床を見るとウレタンの破片が落ちてました(笑)
最初は穴が空いただけかと思いましたが、
それにしては音が歪みます。
ボリュームを下げエッジを確認すると、
全周に渡りウレタンが切れてました。
コーンこそ外れてませんが、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のスピーカーが壊れるのとほぼ同じ(笑)
ウレタンエッジのユニットは左右で合計4個で、
左の低域ユニットが全損でしたが他はまだ切れてませんでした。
ただ指で押すと変形した後の戻りがかなり悪く、
4個すべてに劣化が進んだ状態でした。
修理はまたハーマンに依頼しようと思いましたが、
既に修理不能となっていました。
この手のスピーカーは修理してくれるところが複数あります。
一応有名なケンリックサウンドにでも問い合わせてみます。
ユニットを外し送るのですが、修理には数週間かかります。
費用もそれなりの覚悟は必要ですね。
ユニットが戻ってきたら慣らしと再調整で半年は掛かります。
4344使う限りこの繰り返しです。
2235H 2122H 修理へ出発 ― 2019/08/23 01:59
修理の見積が来ました。
ユニット4本で・・・・、M5の扁平タイヤが4本買えるくらい(笑)
放置しても音は出せないので修理に出すことにしました。
まずはユニットを取り外します。
一人で外すなら手が4本有ればOK(笑)
私は生憎2本しか腕がないので、
一番この部屋を利用する友人に手伝いを頼みました。
固定してあるネジを緩めたら、1人がユニットを持ち、もう一人が配線を外します。
結構重量がありますが、2回目の取り外しなので要領は判ってます。
外したユニットの端子にはショートピンを差し込んでおきます。
これでユニットが振動で動いて起電しても、
ショートさせてある為コーンが動かずに済みます。
スピーカー輸送の定石です。
外すのには時間が余り掛かりませんが、箱詰めが大変。
修理屋さんから送られてきた段ボールは計8個を組み立てます。
梱包材と共に箱詰め、更に一回り大きい外箱へ詰める二重梱包。
この作業が一番時間が掛かりました。
途中でショートピン差し忘れに気づき、折角梱包した箱を3つ再梱包(笑)
計7個のユニットを梱包してしまいました。
まあ、仕方ないですね。
忘れる方が悪い・・・。
この後紐でからげて2個口で発送しました。
戻ってくるのは2ヶ月後・・・・・、らしいです。
ふぅ
2405 2426J ― 2019/08/24 00:55
コーンユニットを修理に出したついでにドライバーユニットも少しいじりました。
中高音ドライバーの2426Jと高音ユニットの2405は、
振動板がアルミやチタンで作られています。
ユニットの中でワイヤーで吊られていますが、
軽いとはいえ重力の影響で下がることもあるらしいです。
亡くなったオーディオの師匠からの伝承では、
定期的にドライバーユニットの上下を変える、
と言うことを聞きました。
実際その作業を手伝ったこともありました。
気分の問題なんでしょうけどね。
取りあえず20年くらい上下変えてないので吉と出るか凶と出るか、
試してみないと判らないです。
ダメなら戻せばいいですし。
と言うわけでチャレンジ(笑)
ドライバーユニットの後ろにはドライバーに手が届くよう
蓋が開くように作られてます。
2405(左側)は表からビスで固定されてますが、
ユニットは後ろへ外れます。
ここでも2人がかりでユニットを180度回しました。
ビス固定すれば分けなく完了。
2426Jはくせ者です。
前面の固定は2405と同じですが、
重量がある為ステーでエンクロージャー(箱)の上部にも固定されていました。
ドライバーユニットと固定金具はボルトで固定されています。
調べてみるとボルト固定の為の穴は3箇所。
120度ごとに1個づつ、180度の回転はステーを曲げるか、
角度の違うものが必要になります。
しばし(^-^)y-゚゚゚ (^-^)y-゚゚゚
性根据えて掛からないと出来ないですね。
根性の無い私は挫折(笑)
じっくりと腰を据えて「そのうち」挑みます。
まぁ、120度づつならユニット外せば何とかなるでしょうけど、
しょっちゅう回さねばならなくなる・・・。
まあ、課題としておきます(^^;)
師匠の所はドライバーユニットがエンクロージャーの上に置かれていましたので、
2人がかりでひっくり返せばお終いでした。
内部に固定してあると意外と簡単じゃ無いですね。
蓋が開くように、と前述しましたが、MAID IN USAでも結構緻密に作られてます。
ネジ10本で固定されており、全部ネジを外してもビクともしませんでした。
コーナーのわずかな隙間にマイナスドライバーを差込み
力任せにこじても少しずつしか出てきません。
左右少しずつ繰り返しこじ入れて、
傷つくの覚悟で、えい、やーでようやく外れました。
毎日開け閉めする場所でもないのですが、
外すごとに傷が増えるのも嫌ですし。
で、通販で購入。
取り付ければ次回から楽になります。
年に一回くらい2405ひっくり返そうかな(笑)
20年ぶりの再会 初恋の君 ― 2019/08/25 00:00
40年前、一目惚れしました。
寝ても覚めても忘れられず。
努力の甲斐あって我が物にしました。
20年くらいは一緒だったのですけど。
忘れたことは無かったけれど、
しばらく逢うことが出来なかったですが、
ようやくこの程20年ぶりの再開。
相変わらず軽快で、明朗で、20年前と変わってませんでした。
囁く声も、語りかける声も変わってません。
また惚れ直しました。
涙が出そうです。
JBL D130と075
エッジの張替中音が無いのは寂しいので、押入から引っ張り出しました(笑)
40年前、その音に魅入られ、バイトの末手に入れました。
子供達が生まれた頃はこのスピーカー使ってました。
子守唄もヘレン・メリルやローズマリー・クルーニー(笑)
娘なんかむずかっていてもヘレン・メリル1~2曲で熟睡(^o^)
お金のなかった学生時代、新品は到底無理な代物でした。
B級品と呼ばれた再生品のD130とエンクロージャーです。
が、歴としたアルニコマグネット。
その後フォステクスT925とJBL075を追加し、
知人にオーダーでネットワークを作って貰いました。
聴感調整だけの素人設定、ただ好みには仕上がってます。
ボーカルは4344にも負けないくらいリアルですし、
艶っぽい音は40年の時を超えて響いてます。
重低音は望めませんが、
切れのいい音は久しぶりに鳥肌が立ちました
久しぶりに聞きましたけど最初は重々しかったですが、
時間と共に蘇りました。
この組み合わせとJAZZはやはり捨てがたい・・・。
また押入に入れるのも忍びない。
が、このまま置いておくスペースが有るわけでも無い。
エッジの張替が済むまではこのまま唄わせます。
生まれて50年くらい経ってるのではないでしょうかね、このスピーカー。
これ書いてる間、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングが流れてます。
ボイシング・イコライザーで補正してみようかな。
しかし、この組み合わせにP800は不要ですね(^o^)
悩ましい初恋の君でした(笑)
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