DG-282013/05/08 20:01


DG-28

どんな部屋でもディップ・ギャップは付きものですが、多少補正するだけでもかなりマシになります。
そんな訳でDG-28を使っています。詳しくはここ
C-280とP-800の間に入ってます。

この手のイコライジングを嫌う人が多いですが、使いようによっては価格以上の価値もあります。
基本となるある程度の中庸ポイントを測り、それに対して自分の好みに変化させればいい訳で、これを使って痩せて感じるのは言い換えればいかに無駄な膨らみがあったのか・・・。
使ってみてそう思いました。

今までが漠然といいと思っていても、使ってみると何らかの形でかなりのカルチャーショック与えることも多い機器です。
無限大のバッフルがあるわけでもないし、理想の反射が手に入るわけでもない。
少なからず定在波から逃れることも難しいですし、部屋の癖を和らげるにはあって不必要な機器でもありません。

パソコンで処理する人もこの頃では多くなってきたのでしょうね。
個人的には繊細な音の変化は気にならず、それが好みか好みじゃないかという判断の前に、慣れという感覚が先に支配する私には、このくらい結果をハッキリ伝えてくれる機器は好きですね。

繊細な音の変化よりノイズはそこそこ気になりますので、何度も書いているとおり歪みが特段増えるものは拒否するのですが、聴き疲れしない音に変化させることには抵抗ありません。

鉄筋コンクリートのオーディオ部屋にはあってもよい機器だと思います。

スピーカーのセッティングよりも部屋の癖の方が何倍も影響があります。
ただ置き場所に制限されると部屋の癖も音色と思ってしまうんですね。
これを使ってかなり個性の強い部屋だと気付かされました。
一応防音・防振22帖がオーディオルームですが、この手の機器は作る前に買っておくべくだったと後悔しています。