4344ウレタンエッジの劣化(回想)2013/07/03 21:39


ウレタンエッジ劣化

5年前の写真です。
購入して10年目の2008年、予想通り4344のウーハーのウレタンエッジが劣化し、穴が開いた状態になりました。他にもウレタンがささくれ立ったりして、一見して劣化が目立ってきた時期でした。
4344は低音用のウーハーと中低音用のミッドバスウーハーにウレタンエッジが使用されていて、おおよそ10年目安と言われています。ほぼ10年でこの状態です。

ウレタンエッジの交換はハーマンにて行いました。
穴はウーハーユニット各1箇所、ミッドバスのエッジも劣化は眼で見て判りましたので、一気に左右4本のユニットのエッジを交換することにします。
エッジ交換後は再び慣らしをせねばならず、同時に4本の方が効率的です。
が、懐には優しくありませんでした。

ハーマン以外でも安く交換してくれるところはあるみたいですが、取り敢えずはディーラーでの交換としました。
交換後ユニットごとの静特性を測定したところ、新規購入後のユニットごとの左右差
、ウーハーが2.0db、ミッドバスが1.5dbあったものが、エッジ交換後両方とも1.0db程度に小さくなっていました。
ハーマンに問い合わせたところ別段厳密な特性合わせはしないとのこと、作業にあたる担当がその道40年のベテランだという回答だけをいただきました。

慣らしと再調整後、大きな音質の変化もなく現在に至っています。
安いところでエッジ交換すれば、ハーマンの半値以下で出来るところもあります。
安い高いで出来上がりが大きく変わらないかも知れませんし、その逆もあるかもしれませんね。
一応は初期性能を回復、バランスは良くなりましたので修理した甲斐はありました。
またこの後5年(やはり10年)くらいすると再び同様の状態になるでしょう。何年この4344を使うか判りませんが、車の車検サイクルよりは遙かに長いのが不幸中の幸いかもしれません。