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ＰＣを時々見てる会社からHELPコールがありました。

あるパッケージをインストールしたらドメインにログオンできなくなった。
慌ててロールバックしたがやはりドメインにログオンできない。

ということで、思い当たる指示をしたのですがやはり駄目で、結局出張しました。

PINGは問題なし。
DNSキャッシュもリフレッシュＯＫ。
多分ロールバックで戻りきらなかったのではと思い、確認したらDHCP Clientがオンのままで、取り敢えずサービスのDHCP Clientを殺しました。
このDHCP Clientサービスをロールバックしない出来損ないが多いんです。
固定アドレスでドメイン構成してますので、DHCPは不要です。

しかし、やはり「ドメインの認証がされない」といエラーを吐きログオンできません。
ローカルのAdminでログオンは出来るものの、ＩＥでアクセス不能。

Server側からは該当PCのイベントログが覗けるのでネットワークは異常ありませんが、該当ＰＣで何者かがネットワークへ出るのを拒んでいる様子です。
色々見てみるとフリーソフトのセキュリティアプリが、ロールバックの煽りでネットワークへ出る通信を遮断していたみたいです。

Server側からイベントログ覗かれても作動しない代物・・・です。

フリーソフトをアンインストールしようとしたら英文で「使用するファイルが壊れているので実行できない。正しいファイルをくれ！」とのたまうメッセージを吐き、アンインストールさえ出来ません。

仕方なくフリーソフトのプロパティで「セキュリティをＯＦＦ」を選択したらドメインと通信を開始しました。
フリーソフトでは遮断したログ記録はありませんでした。
んー、効能はなんでしょう。ただ「駄目」て言う程度でしょうか。
インストールした当人は設定を理解していないみたいでした。
唯一そのＰＣだけがVistaで、私が製作・設定していない個人持込のＰＣだったのですが、やはり色々フリーで入っているＰＣは様々な振る舞いをしてくれますね。



余談ですがその会社にはServer管理できる人は居ないので、時々私がメンテしています。もちろんＰＣの詳細が判る輩も少なく、こういう場合は完全にお手上げになる、一般的な会社です。
その会社の他ユーザーから「フリーソフトが管理者でないとインストール出来ない。皆がインストールする様に出来ないか」という声が上がったそうです。
私にその相談が回ってきたのですがこう言って断りました。

「そのような設定に出来ることは出来ますが、そうなったらばServerも含めて一切のメンテはお断りします。」

呼ばれる度に数万円いただけるとしても、このようなことが日常茶飯事になるのは火を見るより明らかですから。会社のＰＣを設定を理解できない人々がフリーソフトをてんこ盛りするのは、業務を止めても構わない、と言うことと同じですからね。
フリーソフトのセキュリティ云々もありますが、理解した上でそのフリーソフトを使うのか、ということです。

幸いそんな無謀なことはしないで済みましたが、10人を超えるユーザーが居る会社では、最低の管理くらいはしないと今日の出来事が毎日起こるでしょう。

ロールバックの正確性なんて当てになりません。
起動時にサービスとして動く代物なんかは余程理解がないと怖いですね。


おまけ

Windows８のＰＣが置いてありました。SONY製でした。
まだ電源しか入れてないが何も出来ない、とのこと。
立ち上げると「認証しないと設定はできません」らしい・・・。
何とかして欲しい、と、私を見る人々の眼・眼・眼　(^^;)

ＬＡＮケーブル繋いでしばらくしたら

「認証が終了しました」

をい、ユーザーに認証していいかも聞かない仕様なのか・・・。
勝手にルーター探して、インターネット繋がって画面はＭＳが出ていました。

Windows８、怖いですね。
免許無しに自動車与えるようなモンだな、これは。
誰か勝手にDHCPServer動かしてるのか・・・、不明。
触らぬ神に祟りなし、と言うことでそれ以上の操作はお断りしました。
マニュアルらしきものはなく、Windows８のバージョンさえも不明でした。

ま、ドメインに参加させていないので悪さは最小限だろうとw
バージョンによってはドメインに参加できないし・・・。