CELICA GT-FOUR RALLY ST-1852013/07/13 22:08


ST-185

E46M3の前に乗っていた車で、1988年(平成元年)式、WRCでST-165が活躍してST-205に変わる前のモデルです。
14年乗りましたけど走行距離は64000Kmでした。
このモデルは「RALLY」と呼ばれるモデルで、ラリーのベース車両扱いで販売台数はかなり少なく、14年間で同モデルとすれ違ったのは3回のみのレアモデルです。

一般の「GT-FOUR」と違うのはエアコンがオプション扱い、ラジオレス、パワーウインドウレス等々、40Kgの軽量化が施された車でした。
ステレオは元より、パワーウインドウの配線さえも無いモデルで、後付けするには配線を通す穴から開けなければならない、かなり割り切った作りです。

ベース車両と言われたモデルですので、オルタネーターは100Aの発電量、ヘッドライトハーネスは100Wまで使用出る仕様が標準で備えられ、5MTは1速から4速がクロスレシオのギアが与えられていました。
この車が日本の市販量産車で初めてのクロスレシオギアが標準で、この車以降にはインプレッサやランエボがクロスレシオギアを組み込んだモデルを販売しはじめましたね。

色々いじり倒しました。
スプリングレートは100%アップ、ワンオフのショックアブソーバー、お決まりのSタイヤでジャンプ後の着地でも底突きしない足回りで、完璧胃下垂仕様です。

Sタイヤ

ブーストコントローラー、マフラーの交換で2割くらいはパワー上がってたでしょうか。
ヘッドライトは100/150Wに交換、補助ライトは135W、ラジエターのファン回路も変更し手元にスイッチ付けてオーバーヒート対策もしました。
レカロSRのシートにサベルトのフルハーネス、レカロのシートは今はM3の運転席に場所を移し、20年以上の使用に耐えています。


センターコンソール


左から電流計、油温計、ブースト計です。電流計は計570Wの照明と、フル回転すると400W程度を使用する冷却ファンで、バッテリー上がりの防止上消費電流監視しするために、油温計はあっという間に135℃オーバーする監視に、ブースト計はブーコンでの調整用です。
特に電流計は役に立ちました。エアコン付けてワイパー動かすだけで、アイドリング時には-25Aを差す程で、信号停車中にアクセルを少し開けて0Aプラスにすればバッテリーの負荷は激減でした。

最後は知人に譲り、数年前までは実走してましたが、最後は転勤で泣く泣く廃車にしたと連絡を受けました。

楽しい峠道仕様で、良くタイヤが溶けたり、ブレーキから煙り吐かせたりと、長年楽しませてくれた思い出深い車です。