E46M3 その6 ― 2013/02/13 22:44
M3の足回りは大きく変えていませんが、ショックアブソーバーだけは特注品になっています。
ENNEPETAL BILSTEINのワンオフ品です。
ENNEPETAL は BILSTEIN本社がある町の名前です。
そのBILSTEINから正式チューナーとして日本に居を構えるのがENNEPETAL社です。
こことのお付き合いはもう20年以上、ずっとワンオフを作って貰っています。
フロントストラットは純正加工で倒立式、伸び・縮みの各レートとガス圧は私の好みに合わせた唯一無二のものです。
約1.5万キロごとにOHをしますが、その度に微妙にセッティングを変えてあります。
フロントストラットは純正加工で倒立式、伸び・縮みの各レートとガス圧は私の好みに合わせた唯一無二のものです。
約1.5万キロごとにOHをしますが、その度に微妙にセッティングを変えてあります。
スプリングの強化も考えましたが、純正スプリングのストロークを同じにして強化スプリングは作られていません。
スプリングを強化すると純正の巻き方ではなくストレート巻かテーパー巻となり、そのスプリングを装着すると絶対的に純正よりストロークが短くなり、サーキットオンリーなら兎も角公道では乗り心地の悪い、また伸び足不足のスプリングしか存在しません。
峠道では伸び足が決め手です。
路面のアンジュレーションにどこまでタイヤを押しつけられるかで操縦性が決まりますので、ちょっとしたことでイン側が浮いてしまうような強化スプリングは付けないことにしたのです。
スプリングは3.5万キロで新品に交換しました。
このあたりからへたりが入り始め、スプリング長が微妙に変わってきますから。
そうすると自ずとショックアブソーバーだけに絞った強化しかできません。
純正スプリングを限界近くまで使い切るセッティングのショックアブソーバーを特注で作ってくれたのがENNEPETAL社です。
もちろん装着するタイヤの特性もセッティング条件の一つとなります。
乗り心地は決して悪くはありませんが、純正に比べればロール速度もストローク速度も遅くなっており、一般の足回りと比べれば相当堅く感じるでしょう。
慣れてしまえばゴツゴツ感もいいモンですけど。
この車を含めて過去4台の車にENNEPETALを装着しています。
最高8回のOHをしたものもありましたね。
長く付き合えるパーツが大好きなんです。
アライメントはこの足に合わせてのセッティングです。
タイヤ、ショックアブソーバー、この車ではこれで十分でしょう。
車高を下げる趣味はありませんし、純正の車高でさえ高めの車止めにフロントリップが接触しそうになりますから。
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