PC製作記 前編2013/02/20 23:25


義理の妹からパソコンを作って欲しいと依頼され製作することにしました。
インターネットとメールが出来ればいい、ということでたいそうなスペックは要らないものの、長持ちを前提にパーツを寄せ集めました。
超低コストではありませんが、最低5年は大丈夫なように考えました。

C2G41

C2G41

M/BはSupermicro C2G41。
普通から見ると安くありませんが、Supermicro社の製品では格安の1万円。
最新のCPUは乗りませんがWindows7は走ります。
メモリが4GBytesしか乗らないのが最大の弱点ですが、ネットサーフィンとメールだけなら十分かと。
Supermicro社製ですので耐久性だけは問題ないでしょう。

Q9300

CPUは既に枯れつつあるほどですがINTEL Core 2 QuadのQ9300。
4コアでHT(ハイパースレッデング)もTB(ターボブースト)もありませんが、FSBは1333MHZで2次キャッシュが6MBytesとそこそこの底力。
クロックは2.5GHZでそんなに悪くありません。

COOLERMASER

CPUがバルク品なのでCPU冷却ファンはCoolerMasterを使用します。
RR-LIE-L9E1-GPという低騒音中型タイプ。
これ以上大きいとケースを選び直さねばなりません。

ケース

ケースはSimply CoolのSARA3です。
幅100 x 高さ360 x 奥行465mmの小型筐体ながら、通常のATX電源を搭載でき、その気になればATXのM/Bの格納も可能なケースです。
HDDとDVDが各1台しか搭載できませんが、安価でコンパクト、MicroATXのM/Bなら使い道も多々あるので、既にこのケースで6台のPC製作しています。
特にATX電源を使えるのが強みで、400~600Wクラスの電源でも搭載できますので、電源部を安定して製作するにはお手頃です。
ただHDD格納部の通風が少ないため、高発熱のHDDは使用しづらいです。

CLUCIAL 2G*2

メモリーは私が以前使っていた中古品です。
1年ほど他のSupermicro社製のM/Bで使っていましたが、増設のため取り外されたものでClucial製Non-ECC10600/2GBytesを2枚使用します。

玄人志向400W

電源は玄人志向のATX 400W。
格安ですが安定してます。
これ以上の電源は今回必要ありません。
最低限のパーツしか組み込みませんから、400Wあれば相当余裕を持ってます。

取り敢えず製作に掛かります。

バックプレート

CPUをM/Bに固定したあとCPU冷却ファンを取り付けます。
CoolerMster製はバックプレートに冷却ファンをネジ止め固定します。
力業でツメをはめ込む純正タイプと違い、M/Bに負担を掛けることなく取り付けられるので安心です。

MB+CPU

M/B上で一番目立つのがこの冷却ファンと冷却フィンです。
オーバークロックしなければほぼ問題は無いでしょう。

メモリーセット

次にメモリーを装着。今時のものと比べると少し背が高いですが、放熱考えれば大きい方が有利かもしれません。

シールド

I/OシールドはSupermicro付属品ですが汎用品です。
必要な部分の穴を確認します。

シールド

このようにブランクが付いたままですので、M/BのI/Oに合わせてブランクを取り外します。

シールド

特に細いツメ状のブランクは邪魔になることが多いのでなるべく取り外します。
決してM/Bの上で作業しないこと。
目に見えない金属片が基板上に残るとM/Bの基板配線がショートして即死します。

シールドセット

シールドをケースに取付ます。

MBセット

電源を納めてM/Bを装着します。
ATXですと相当窮屈ですがmicroATXならこのくらいの余裕があります。
以前X8SAXというATXのM/Bを臨時で装着したことがありますが、SATAコネクターが基板の端にあり、電源部に近接しすぎでL型のSATAコネクターケーブルを使用して、電源部とのクリアランスがゼロだったことがありました。
このM/BみたいにSATAコネクターが上向きならATXのM/Bでも何とか使用できますが、ものによってはクリアランスが取れないため使用しづらいときもあります。

長くなったので後編へ続きます。