E46M3 その92013/02/22 22:13


タコメーター

M3に乗り始めたのは11年ほど前ですが、それまでは国産車にしか乗ったことがありませんでした。
TOYOTAの18R系、2T-G系、3S-G系、2JZ-GT系を乗り続けてきたのですが、それなりに楽しめたエンジンだったと思います。
ただM3に乗って違うと思ったのは、レブリミットまで回した際のオーバーレブの防止措置が根本的に違ったと言うことでした。
それまで乗ったTOYOTA系もM3も、オーバーレブ防止は燃料カットで行われています。
ただTOYOTA系の燃料コントロールは一旦カットするとそのカット時間が比較的長く、回転が数百回転落ちるまで燃料をカットされ、車速もハッキリと落ちるのが判りました。

一方M3のオーバーレブ防止時の燃料カットはその時間が極めて短い間隔で行われ、タコメーターの針一本分の範囲で燃料コントロールされます。
ほぼそのリミット回転数を保つような燃料コントロールで、針がピクピクと張り付いているといった感覚でしょうか。
エンジンを極限までコントロールするといった技術の自信なのかもしれません。
8200rpmがレブリミットですが燃料カットは8000rpmくらいで解除されてるような気がします。

唯一気になるのはアクセルオフしたときの回転落ちの速度です。
クラッチを切ってギアをシフトアップして再びクラッチを繋ぐまで、この時シフトアップを素早く終わらせた場合にはエンジンの回転がまだ落ちきらず、クラッチを繋ぐと同時にエンジンの回転が下がって同調するのが判ります。
排気量(3245cc)からすればロングストロークの6個のピストンと、若干マスのあるフライホイールが回転落ちを遅くしているみたいですね。
もちろんフライホイールを軽量化すれば相当早く回転は落ちると思いますが、一般的な街乗りではクラッチミートが格段に難しくなるため、市販車としては致し方ないのでしょうか。
普段普通にシフトアップする分には何の問題もありません。