E46M3 その8 ― 2013/02/15 22:42
E46M3のスプリングです。
この形状が狭いスプリング格納スペースで最大限のストロークをもたらします。
先回書いた強化スプリングは、この形状で製作することが出来ません。
テーパーコイルで、且つ巻形状が異形、これで規定のレートを確保し、均一な品質を確保する。
確かに社外品では難しい注文ですね。
日本のサードパーティはこの形状のスプリングを少量生産はしていないようです。
某パーツメーカーから複数社のバネ屋サンに問い合わせたところ、ニーズが少なすぎて製作しない、又はレートの確保が難しいそうで製作しないらしいです。
ですから市販の強化スプリングはこの形状のものは無いです。
強化スプリングは車高が同じ、又は低くなる場合のものはすべでストロークが純正品よりかなり少なく乗り心地は悪くなります。
スプリングの別話。
M3CLSというモデルがあります。
このスプリングが普通のM3にも取り付けられると言うことで聞いた話です。
CLSは110㎏軽量化され、スプリングはそのためのチューニングをされていると言うことです。
それは「軽くなる分ノーマルより少し柔らかい」ということ。
ノーマルと同じレートだと堅くなりすぎ車高も上がるため、柔らかくして車高が少し下がるくらいしてあるとのことです。
ですからノーマルM3に装着しても車高が下がる以外はメリット無しとのことでした。
スプリングの奥は深いです。
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